TOP > 土木の基礎知識 > 橋梁

土木の基礎知識

橋梁の基礎知識

橋は、谷や川、海で隔てられた場所をつなぎ連絡し、人やとモノなどの輸送の役に立っています。を運びます。また、道路や鉄道が交錯する場所にも橋を架けて、安全に移動できるようにしています。

①橋の構造と用語

橋の構造

基礎 橋の構造物からの力を地盤に伝え、構造物を支える部分。また、その際に地盤が沈下しないように作られる。
橋脚 橋を下から支える柱。橋台の間に配置される。
橋台 橋と道路などが接合する橋の両端を支えている場所にある土台。
橋長 橋全体の長さ。
径間 橋脚など支点と支点の間。
主桁 上部構造からの垂直方向に働く荷重を下部構造に伝える桁。
床版 橋の桁で、人や車が通るところ。
支承 上部構造と下部構造の接点に設置される部材。橋の多くは、上部構造と下部構造を固定して結合せず、支承によりある程度自由度を持たせてつないでいます。温度の変化や風、地震などによる橋のたわみを吸収するためです。
上部構造 橋の構造は、上部構造と下部構造に分かれます。上部工は、橋にものが載る部分で支承より上の部分となります。
下部構造 橋の構造は、上部構造と下部構造に分かれます。下部構造は、上部構造を下から支える部分。

②橋の種類

●形式による主な種類

桁橋
橋の最も単純な形式。最も多く見られます。

桁橋
単純桁橋

吊橋
桁を吊り下げている橋。

吊橋
吊橋

トラス橋
三角に骨組みを組んだ橋。

トラス橋
平行弦トラス橋

ラーメン橋
主桁と橋脚、橋台が剛く結合した橋。

連続ラーメン橋
連続ラーメン橋

アーチ橋
アーチの性質を利用した橋。昔からよく作れてきた
形式です。

上路式アーチ橋
上路式アーチ橋

斜張橋
(しゃちょうきょう)
橋桁を塔から斜めにケーブルで引っ張っている橋。

ハープ形斜張橋
ハープ形斜張橋

●使用材料による主な種類

石橋 桁に石を使った橋
鋼橋 桁に鋼材を使った橋
木橋 桁に木材を使った橋
RC 橋 桁にRC(鉄筋コンクリート)を使った橋
PC 橋 桁にPC(プレストレスト・コンクリート)を使った橋
PRC 橋 桁にRC とPC を使った橋

●その他様々な分類と種類

橋の用途による分類 道路橋 鉄道橋 水路橋 併用橋(こせんきょう) 歩道橋
橋を上から見た平面的な形状による分類 直線橋 斜橋(しゃきょう) 曲線橋
主桁に設けた通路の位置による分類 上路橋 中路橋 下路橋 2層橋
主桁を支える橋台、橋脚などの支える状態による分類 単純 連続 連結
主桁の断面形状による分類 充実スラブ橋 中空トラス橋 I 橋 T 桁 箱桁

③その他用語(五十音順)

RC Reinforced Concrete の略。鉄筋コンクリートのこと。
イギリス積み煉瓦造り レンガ作りの壁の種類。壁面を見たとき、横に長いレンガの列とそれより短い長さのレンガの列が交互に積まれれているもの。
井筒基礎 井筒とは、底とフタのない筒のこと。井筒基礎とは、金属やコンクリート製の井筒を使って作る基礎のこと。ケーソン基礎の一種。
片持梁 梁種類。梁の一端が固定され、もう片方の端が動かせるようになっているもの。カンチレバー、キャンティレバー、キャンティなどとも呼ばれる。
基礎 橋の構造物からの力を地盤に伝え、構造物を支える部分。また、その際に地盤が沈下しないように作られる。
逆T 式脚台 脚台で高さが最大で10m 程度のもの。※高さは標準的な目安。
杭基礎 柔らかく厚い地盤の下に構造物を支えることができる硬い地盤がある場合の基礎。杭を硬い地盤まで打ち込んで固定、その上に基礎を作ります。
径間 橋構造物の橋脚など支点と支点の間。
径間長 径間の長さ、差し渡し。
ケーソン基礎 ケーソンとはコンクリートで作られた箱型の構造物。柔らかい地盤にケーソンを沈め、地面に沈んだケーソンの中を繰り抜いてコンクリートを流し込み基礎を作ります。
橋などの柱の上に水平方向に渡して、他の部材を支える材。
弦材 トラスの上と下の部材。
支承 上部構造と下部構造の接点に設置される部材。橋の多くは、上部構造と下部構造を固定して結合せず、支承によりある程度自由度を持たせてつないでいます。温度の変化や風、地震などによる橋のたわみを吸収するためです。
重力式脚台 脚台で高さが5m 以下のもの。※高さは標準的な目安。
スパンドレル・ブレースドアーチ橋 アーチとその上に支えられる橋床を含む面全体がトラスで組まれたものをスパンドレル・ブレーストアーチという。
タイドアーチ アーチ橋の種類。アーチ橋の弓状になった両端を部材で繋いだ構造を持つ。
台持継 継手の種類。梁の継手などによく使われ、受け材の心で行う。
縦桁 主桁の縦軸に合わせて設置することで、主桁にかかる荷重を適正に分散させます。
直接基礎 地面の浅いところに構造物を支持できる硬い地盤がある場合の基礎。コンクリートなどで地盤の上に基礎を作ります。
継ぎ手 長さを増やすために、材を継ぎ足す部分または、その技法。建築構造の種類や材料、目的でいろいろな種類がある。
鉄筋コンクリート 鉄筋で補強したコンクリート。耐震性、耐火性などの耐久性に優れる。
トラス 部材をヒンジで三角形の形状に組合わた骨組み構造を指す。
桔木(はねぎ) 屋根や橋を支えるために、斜めに突き出された木。
桔ね出し(はねだし) 突き出た形態のこと。
建築物の骨組みで水平方向に架けられているもの。
控え壁式脚台 脚台で高さが最大で15m 以内のもの。※高さは標準的な目安。
平鋼 鋼を薄い板にしたもの。
ヒンジ 骨組み構造で部材を連結している部分。
プラットトラス トラスの三角形構造が左右対称をしているもの。
ブレースドリブアーチ橋 アーチ部をトラスで構成した橋のこと。
プレストレスコンクリート プレストレスとは応力(部材に外から力が働いた時に部材がその力に抵抗する力)。鉄筋よりも引っ張りに強いケーブルを入れて強化したコンクリート。
ペンシルバニア型トラス 分格トラスという珍しい形式のトラス。
横桁 主桁の横に設置することで、主桁にかかる荷重を適正に分散させます。
ラーメン式脚台 脚台で高さが15m を超えるもの。※高さは標準的な目安。
冷間加工 室温程度の温度で行う金属や合金の加工。
ワーレン ワレンとも。→ワーレントラス
ワーレントラス トラスを横から見た時に八の字が連続しているように見えるもの。八の字の頂点を繋ぐ弦材が曲線を描くものをワーレン曲弦トラス、直線となるものをワーレン並行弦トラスと呼ぶ。(河川の取水、排水をするために、堤防に作られる暗きょ。)