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土木の基礎知識

河川の基礎知識

山がちな日本には大小多くの河川が流れています。日本人は古くから河川の恩恵を受けて生活してきました。一方、雨や台風などによる水害も多く、治水対策に大変な努力をしてきたのです。

①河川法による河川の種類

●日本の河川は河川法で以下のような種類に分けられています。

一級河川 一級水系に属する河川で、国土交通省が管理するもの。
二級河川 二級水系に属する河川で、都道府県が管理するもの。
準用河川 市町村が管理する河川。(一級河川、二級河川を除く)
普通河川 市町村が条例で管理する河川。(河川法の適用をうけません。)

②河川の主な構成要素(堤防のある河川)

河川の主な構成要素(堤防のある河川)

河川区域 堤防のある堤防敷(ていぼうしき)と河川が流れる堤外地、河川の流域で人が生活する側を堤内地で構成されます。
堤外地 通常水が流れていると想定される部分の低水路、洪水で水位が高まったときに流れると想定される部分高水敷(こうすいしき)
で構成されます。
河川の堤防 洪水が発生したときに水の氾濫を防止するための施設。役割により、山付堤、締切堤、霞堤、導流堤、越流堤、横堤などがあります。

③河川に関連する主な用語(五十音順)

右岸 上流を背に川の右手側。
魚道 ダムや堰などが回遊魚の往来を邪魔しないために設置される水路。
高規格堤防 スーパー堤防のこと。
護岸 堤防や川岸を守る役割を持つ構造物。もしくは護岸を作る工事。
左岸 上流を背に川の左手側。
砂州 洲参照
川底の堆積物が厚くできたところ。砂州は、土砂が堆積してできた洲。
スーパー堤防 洪水などで川の水位が堤防を越えてしまった場合でも、堤防が壊れにくい設計になっているため、洪水の被害を抑えます。堤防の幅が高さの約30 倍になっています。
瀬割堤 川の合流地点に設ける堤防。合流する川の流れをスムースにします。背割堤とも書きます。
天井川 河川に流れ込む土砂が大量に溜まり、河床が高くなっているため、洪水の時の水位が堤内地盤より高くなる川。
床固め 河床沈下を防止するために、河川を横断して作られる構造物。
樋門 河川の取水、排水をするために、堤防に作られる暗きょ。
放水路 河川下流部の洪水を防ぐことを目的に、上流の水を他の河川または海などへ放流するための水路。
遊水地 河川下流部の洪水を防ぐために、人為的に氾濫させる土地。
横堤 川の流れに垂直に置かれた堤防。下流域の急激な増水を防ぎます。