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宮ヶ瀬ダム、宮ヶ瀬湖

みやがせだむ、みやがせこ

基本情報

日本最大のコンクリート体積を持つ神奈川県の水がめ

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施設データ

分類:河川
建設年:1987~2001年(昭和62~平成13年)
建設の背景(由来・ストーリー):1969年(昭和44年)、戦後の相模川流域・神奈川県域の発展を背景に、治水、利水、発電等の必要性から宮ヶ瀬ダムの建設計画が発表されました。以後、1971年(昭和46年)に調査事務所を開設し、補償調印、移転代替地の造成を経て、1987年(昭和62年)にダム本体の工事に着手、1994年(平成6年)にダム本体のコンクリート打設を完了し、試験湛水を経て2000年(平成12年)に宮ヶ瀬ダムの建設事業が竣工しました。
宮ヶ瀬ダムの建設にともなって水没した土地の面積は4.6km2にわたり、移転戸数は281戸と多くの人々が移転を余儀なくされました。宮ヶ瀬ダムの建設は、計画の発表以来31年という長い歳月をかけて進められてきましたが、たくさんの人々の理解と協力のもとに進められてきたのです。

出典:国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所HP 宮ヶ瀬ダムについて 内 宮ヶ瀬ダムとは icon
国土交通省宮ヶ瀬ダム工事事務所:宮ヶ瀬ダム建設事業竣工:雑誌「河川」655号:p.69-70:2001年2月
施設の役割:宮ヶ瀬ダムの 1つめのはたらきは、大雨のときの水を受け止め、ダムのある中津川流域や、相模川下流域の人々を守ることです。100年に1回の確率で起こる大洪水では、1秒間に1,700m3もの水が流れ込むと予想されていますが、そのうち1,600m3をダムでせき止めることができます。
2つめのはたらきは、利用するための水が足りなくなった場合に、ダムに貯めておいた水を放流して、生活や産業に必要な水を供給します。川に流れる水の量をいつも一定に保つことは、川の水が少なくなることを防ぎ、魚たちをはじめ川に住むいろいろな生き物たちの生命や健康を守ることにつながります。
3つめのはたらきは、横浜市や川崎市も含む神奈川県下15市5町に水道水を供給することです。箱根の芦ノ湖とほぼ同じ量の水を貯めることができる宮ヶ瀬ダムの給水力によって、中津川合流点下流で取水できる水の量は、1日最大130万m3にのぼります。給水区域は神奈川県の2/3の地域で、県内の多くの家庭が、この水を毎日の暮らしに使っています。
4つめのはたらきは、貯めた水を利用した水力発電です。ダムから勢いよく放流される水のエネルギーは、私たちの暮らしに豊かさや便利さをもたらす電気をつくることに利用されています。 宮ヶ瀬ダムの下流にある愛川第1発電所では、放流水を利用して最大出力2万4,200kWの電気を発電しています。さらに、この放流水はいったん副ダム(石小屋ダム)に貯められてからまた放流され、今度は愛川第2発電所で最大出力1,200kWの電気が発電されます。大小2つのダムで、水のエネルギーをたいへん効率よく電気に変えています。

出典:国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所HP 宮ヶ瀬ダムについて 内 宮ヶ瀬ダムの役割 icon
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宮ヶ瀬ダムは、東京都心から約50km、横浜や川崎の市街地から約40kmという近さの場所にある、首都圏最大のダムです。宮ヶ瀬ダムは、地域住民の暮らしや安全を守るために、2001年(平成13年)に神奈川県のほぼ中央を流れる相模川に注ぐ支流のひとつ、中津川に完成しました。
この宮ヶ瀬ダム建設によって生まれた人造湖の宮ヶ瀬湖は、現在、神奈川県に欠かせない水源地となっています。また、恵まれた自然環境と、東京、横浜から日帰り圏内にあるというロケーションから、自然公園としての機能をもった首都圏近郊の観光スポットとして、年間を通じてたくさんの方々がここを訪れています。

出典:国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所HP 宮ヶ瀬ダムについて 内 宮ヶ瀬ダムとは icon

 

施設の状態:供用中
所在地:神奈川県相模原市緑区青山字南山 神奈川県愛甲郡愛川町半原字大沢
アクセス:電車・バスの場合
小田急小田原線本厚木駅より愛川大橋までバス約33分、ダムサイトまで徒歩約20分
JR中央線相模湖駅から三ヶ木経由石小屋入口までバス約40分、ダムサイトまで徒歩約30分

車の場合
中央道相模湖ICより約50分、東名道厚木ICより約60分

詳細は国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所HPに掲載icon
見学方法(開館時間、入館料等):水とエネルギー館
(開館時間9:00~17:00、休館日毎週月曜・年末年始、無料)

県立やまなみセンター
(開館時間9:30~17:00、休館日毎週月曜・年末年始、無料)

観光放流
(指定日に1日2回、国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所にて予定日公開)

各種乗り物(遊覧船「みやがせ21」、宮ヶ瀬ダムインクライン、等)あり
(詳細は公益財団法人宮ヶ瀬ダム周辺振興財団HP 乗り物紹介 icon

周辺情報

周辺の歴史スポット

  1. 三増合戦場:三増峠道は、信濃(長野)や甲斐(山梨)から鎌倉へ向かう中世のころの古街道。永禄12年10月6日(1569年)、甲斐の武田軍と小田原の北条軍とが、この近辺で大規模な山岳戦を展開。激戦の末、勝利をおさめたのは武田軍でした。
  2. 塩川の滝:幅4m、落差30mの二段の名瀑。正保元禄国図にも記されています。この滝は神亀年間(724年~727年)に奈良東大寺の別当良弁僧正が青竜大権現を祭ったと、いい伝えられています。歩道が整備されていて滝壺近くまで比較的簡単に行けます。
  3. 史跡勝坂遺跡:縄文時代中期(約5,000年前)の大集落跡。土器と同時に発見された多くの打製石斧(だせいせきふ)は、土を掘る道具と考えて「原始農耕論」も提唱されました。わが国の考古学史上において、大きな意味をもつ遺跡。国指定史跡。

周辺の観光スポット

  1. 相模川自然の村公園:春はお花見、夏にはキャンプが楽しめる、水と緑豊かな公園。四季の小川と日だまりの池は、小さなお子様でも安心して水遊びが楽しめる浅さです。江戸時代中期の青柳寺庫裡を復元した古民家園(神奈川県の重要文化財)も必見。
  2. 県立あいかわ公園:宮ヶ瀬ダム直下の河岸段丘状に広がる公園。春のツツジが有名な「花の斜面」、空気が澄んでいれば横浜ランドマークも臨める「風の丘」などがあります。愛川町郷土資料館や工芸工房村、冒険の森などの施設も充実しています。
  3. 服部牧場:牧場の一部を一般公開。乳牛、馬(ポニー)、ヤギ、ウサギ、アヒル等も飼育され、直接触れ合う事も可能です。場内併設のジェラートショップ「カサリンガ」では、搾りたてミルクやソフトクリームなどを販売。バター作り体験もできます。

周辺の宿泊・温泉

  1. 別所温泉:清川村、東丹沢の三峰山東側山麓に位置する温泉地。小鮎川の谷あいにあり、静かな環境にあります。現在、登山者やハイカーなどを主体とした日帰り温泉スポットとなっています。温泉は独自の厚木4号泉で、丹沢地区特有のツルツルした肌触り。
  2. 七沢温泉:厚木市、玉川上流に位置する温泉地。大山の東側山麓の斜面に閑静なたたずまいをみせる旅館が建ち並び、ひなびた情緒をかもし出しています。丹沢大山国定公園内の静かな環境。古くから美人の湯として名高く、湯治場として親しまれています。
  3. 飯山温泉:厚木市、白山麓に位置し、小鮎川沿いに湧き出る温泉地。周辺に飯山白山森林公園が広がり、静かな自然に恵まれている。東丹沢山麓の東端にあり、東京の奥座敷と呼ばれた風雅な宿が小鮎川に沿って点在しています。源泉は強アルカリ泉。

口コミ・写真

宮ヶ瀬ダム、宮ヶ瀬湖の平均評価
宮ヶ瀬ダム、宮ヶ瀬湖 4/5 (80%) 1 vote

レビュー(1 件)

  1. 池のメダカ3号
    Posted 2013年7月30日 at 6:36 PM | Permalink

    ドライブで行きました。

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社会科見学

プロのみどころポイント

技術的特徴

宮ヶ瀬ダム建設工事では、200万m3におよぶ大量のコンクリートを効果的かつ経済的に施工するために、コンクリートの打設面に段差をつけず水平に保ちながら打ち上げていくことを前提とした、RCD工法(Roller Compacted Dam-Concrete Method)が採用されました。
宮ヶ瀬ダムのRCD工法における特徴としては、世界初のダンプ搭載型インクラインの導入、二軸強制練りミキサーの採用、プレキャスト型枠による施工の合理化、超遅延剤の使用による品質の保持、新しい施工機械(振動ローラー等)の導入、といった点が挙げられます。このような先進的な工法の導入により、安全で効率良く、従来に比べ費用や時間を抑えて、完成させることができました。

出典:国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所HP もっと宮ヶ瀬ダムを知る 内 ダム建設について

その他

図-1 RCD工法による作業の流れ

出典:国土交通省相模川水系広域ダム管理事務所HP もっと宮ヶ瀬ダムを知る 内 ダム建設について