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府中用水

ふちゅうようすい

基本情報

疎水百選(そすいひゃくせん) 多摩川の名脇役 東京で唯一疎水百選に選ばれた用水

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施設データ

分類:河川
建設年:1693年 (元禄6年)
建設の背景(由来・ストーリー):■江戸初期から続く農業用水
 府中用水は、江戸時代の初期に、多摩川の古い流路を利用して開削された農業用水です。当時は「七ヵ村用水」と呼ばれ、府中宿の本町、番場町、新宿の三つと、是政村、上谷保村、下谷保村、青柳村の4つを合わせて7つの村が利用していました。
 上流の谷保界隈と下流の府中ではたびたび「水争い」も起きたほど、稲作にとって水は欠かせない大切なものでした。
 1900年(明治33年)ごろ、たびたび氾濫をくりかえす多摩川から安定した水量を確保するため、青柳の先に「取水門」が設置されました。この取水門は現在も使われており、多摩川流域で最大、最古の門として貴重な歴史遺産となっています。

出典:府中用水   東京都国立市 - くにたちインデックスicon
施設の役割:■農地をうるおし、暮らしを支えて
 現在の府中用水は全長6キロ、多摩川左岸の日野橋下流から取水され、途中いくつもの分流となり、青柳崖線の豊富な湧水ともまじりあいながら網目のように農地を流れ、府中市是政付近で再び多摩川にそそいでいます。
毎年5月20日ごろには水門が開かれ、再び水門が閉じられるのはコメの収穫期9月20日ごろ。稲作のほか、特産として有名な多摩川梨や谷保ナスが収穫できるのも、豊富な水があってこそ。
 さらに用水の水辺にはアブラハヤ、オイカワなどの魚、カゲロウの幼虫、ハグロトンボなどの水生昆虫も多く、昆虫や小魚を狙って飛来するコサギやシラサギなどを間近に見ることができます。
 府中市に入ると暗渠になり、上は緑道になりますが、国立ではまだ多くのところで水辺の風景を楽しめます。

出典:府中用水   東京都国立市 - くにたちインデックスicon
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府中用水は、日野橋上流約80m付近に設けられた仮築堤で取り入れられた後、多摩川左岸沿いを約950m流れて国立市青柳の段丘崖直下にある取水口に達します。ここで取り入れる水量を調節し、余水は多摩川へ戻されます。基本的に季節通水ですが、湧水の流入を受け入れるため一部区間は通年通水になっています。
府中用水は江戸時代初期に開削され1693年(元禄6年)に完成し、当時は「七ヵ村用水」や「七ヵ村組合用水」と呼ばれていました。「七ヵ村」とは、本町・番場宿・新宿の府中宿三町と青柳村・上谷保村・下谷保村・是政村の四ヶ村を指します。1889年(明治22年)の市制町村施行によって村が合併されて、府中町・西府村・多磨村・谷保村の1町3ヵ村が受益地域となり「府中町外三ヵ村用水」と呼ばれるようになりました。この府中用水は、1652年(承応元年)頃に玉川兄弟が国立市青柳付近から取水することを計画し、府中辺りまで掘り進めましたが、土地の高低差の問題で工事を一旦断念した跡を利用した、とも伝えられています。
現在、府中用水の取水口は国立市青柳にありますが、江戸時代は本宿の辺りから取水していたと考えられます。江戸時代の初め頃に発生した数回の洪水のために、多摩川は現在のような流路に変わりました。今日の府中用水は旧多摩川の流路をほとんどそのまま利用したものと言われており、右の図からも府中用水が旧多摩川とほぼ同じ流路を辿っていることが分かります。
出典:京浜河川事務所|多摩川の名脇役|府中用水icon

 

施設の状態:保存・展示
所在地:東京都国立市、府中市
アクセス:南武線「谷保駅」下車
見学方法(開館時間、入館料等):

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