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永代橋・清洲橋

えいたいばし・きよすばし

基本情報

都道府県の道路橋として初めて国の重要文化財(建造物)に指定

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施設データ

分類:道路・橋梁
建設年:永代橋:1926年(大正15年)清洲橋:1930年(昭和3年)
建設の背景(由来・ストーリー):永代橋のはじまりは1698年(元禄11年)に江戸幕府5代将軍徳川綱吉の50歳を祝し架橋されました。その後、財政難となり幕府は永代橋の維持管理をあきらめ廃橋を決めましたが、民衆の嘆願により通行料を取り負担することを条件に存続しました。しかし、1807年(文化4年)に深川富岡八幡宮の祭礼日に詰め掛けた民衆の重みで死者・行方不明者は約1400人を超える史上最悪の落橋事故が発生しました。事故後、再度架橋されましたが、明治維新初期には損傷が多く発生していたため、道路橋として初の鉄橋を現在の場所に架橋されました。しかし、関東大震災の時に多数の避難民とともに橋下の木材が炎上し、大正15年に震災復興事業の第1号として現在の橋が再建されました。

清洲橋は、永代橋とともに関東大震災の復興計画に基づき、昭和3年に架橋されました。永代橋と対になるような設計で、当時は「震災復興の華」とよばれました。

施設の役割:東京都が管理する主要地方道(永代橋)、一般都道(清洲橋)の隅田川を渡る橋として重要な役割を果たしています。また、隅田川のシンボルとして観光名所の役割も果たしています。
関連する土木技術者:清洲橋
事業主体:復興局
設計者:田中豊原案、竹中喜忠
施工者:(上部工)神戸川崎造船所(下部工)復興局
出典:土木学会 歴史的鋼橋集覧P.355(平成9年12月)
永代橋
事業主体:復興局
設計者:田中豊原案、鈴木清一
施工者:(上部工)神戸川崎造船所(下部工)復興局
出典:土木学会 歴史的鋼橋集覧P.521(平成9年12月)

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永代橋:放物線状の大規模アーチの造形により近代的橋を実現しており、アーチは幅1.5m以上もある鋼製で、その裾は、ゆるやかな曲線となっています。豪快かつ優雅なデザインは「帝都東京の門」として上流の清橋と共に隅田川に架かる名橋となっています。夜間はライトアップされ、色はブルーで爽快なイメージとなっています。
清洲橋:建設当時は「震災復興の華」と呼ばれた吊り橋です。世界で最も美しいとされたドイツ・ライン川のケルンの吊り橋をモデルにしています。当時、隅田川の玄関であった永代橋の次に位置し、特に美観を重視し、文人・画人などとともにデザインされました。男性美の永代橋に対して、清洲橋は女性美なシルエットの代表と言われています。清洲橋も夜間はライトアップされ、女性美を意識してピンク色となっています。

 

施設の状態:供用中
所在地:永代橋:東京都中央区新川~江東区佐賀 清洲橋:東京都中央区日本橋中州~江東区清澄
アクセス:永代橋:東京メトロ東西線・日比谷線茅場町駅より徒歩
清洲橋:東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線清澄白河より徒歩
見学方法(開館時間、入館料等):隅田川のテラスからの見学がベタ-

周辺情報

周辺の歴史スポット

  1. 新川の跡:新川は万治3年(1660年)開削と伝えられる運河。江戸時代には水運輸送などに利用されており、両岸は酒屋の問屋街となって繁盛していました。狂歌にも「新川は下戸の建てたる蔵はなしいづれ上戸が目当てなりけり」とうたわれました。
  2. 日本銀行創業の地:日本銀行は明治15年、日本橋箱崎町において創業。同29年、本石町の現在地に移り、唯一の発券銀行、銀行の銀行、政府の銀行として機能しています。本店の建物は、明治時代の貴重な本格的洋風建築として、重要文化財に指定。
  3. 平賀源内電気実験の地:平賀源内は諸学に通じ、文才に優れ、数々の発明をしました。中でも電気学者として有名で、安永5年(1776年)にわが国最初のエレキテル(摩擦起電機)を完成し、しばしばこの地にあった自宅で電気実験を行い人々に見せました。

周辺の観光スポット

  1. 清澄庭園:明治中期の造園で、当時の原形をよく保っている庭園です。江戸時代は、関宿藩主久世家の下屋敷でしたが、維新を経て、明治11年に岩崎弥太郎が所有し、庭園の整備を開始。弟の岩崎弥之助の所有となり、現在の庭園が完成しました。
  2. 三井倉庫群と掘割:平成12年度、江東区「第九回まちなみ景観賞」に選定されたエリアです。水運が盛んだったころ、倉庫の町として発展、三井倉庫は有名。往時をしのばせる掘割と倉庫は、水辺の光景で、水彩都市江東区の原風景でもあります。
  3. 築地市場:大東京の台所、中央卸売市場は、昭和10年に日本橋から移転。施設、取扱量とも日本一です。市場周辺には「場外」とよばれる、一般の人を相手にした小売店や飲食店街があり、新鮮なものを安く購入できます。年末の賑わいは東京の風物詩。

周辺の宿泊・温泉

    口コミ・写真

    永代橋・清洲橋の平均評価
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    レビュー(1 件)

    1. 水色ライフ
      Posted 2013年7月22日 at 12:58 PM | Permalink

      リベットがたまらなくステキ。

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    社会科見学

    プロのみどころポイント

    技術的特徴

    永代橋
    橋長:184.708m 幅員:22m
    上部工形式:バランスド・タイド・ア-チ+単純鋼鈑桁(鉄の重さ 3932トン)
    下部工形式:コンクリ-ト(重力式)
    基礎工形式:ケ-ソン
    出典:土木学会 歴史的鋼橋集覧P.355(平成9年12月)
    清洲橋
    橋長:186.73m 幅員:22m
    上部工形式:3径間自碇式補剛吊橋(鉄の重さ 4460トン)
    下部工形式:コンクリ-ト(重力式)
    基礎工形式:ケ-ソン
    出典:土木学会 歴史的鋼橋集覧P.521(平成9年12月)

    その他

    出典:(左:永代橋)土木学会 歴史的鋼橋集覧P.357(平成9年12月)
    (右:清洲橋)土木学会 歴史的鋼橋集覧P.522(平成9年12月)